カタボリックとアナボリック
カタボリックという言葉とその対義語であるアナボリックという
言葉を知りました。
直訳すると、
カタボリックは異化。
アナボリックは同化。
という意味になります。
そして人はカタボリックを恐れ、アナボリックを目指すそうです。
どういうことか。
カタボリックというのは、体内の栄養素が不足し、筋肉を分解して栄養素を補給している状態、つまり体を自ら破壊しながら生命活動を継続しようとしている状態ということです。
これに対してアナボリックというのは、逆の状態で、栄養素が十分にあり、その十分になる栄養素を使って体を作り上げている状態です。
筋トレをしている人達にとっては、カタボリックにならないようにしなくてはいけないということです。
動的平衡という言葉あります。
生命体が生命体でいるためにどのような仕組みになっているのか、ということを説明する際に使われるのですが、生命体を構成する細胞は常に入れ替わっているのです。見た目は全く変わらないとしても、常に不要になった細胞は捨てられ、その代わりに新しくできた細胞が活動を始めているのです。これが動的平衡です。
カタボリックとアナボリックも同じ仕組みでしょう。おそらく体内では常にカタボリックとアナボリックが同時に起こっていて、そのバランスによって体が大きくなるか、小さくなるか、ということが決まるのではないかと思います。
したがって、カタボリックを恐れるのではなく、アナボリックになるために必要な栄養をきちんと摂りましょうということです。
最近必要な栄養とは何か、ということを知りたいと思っています。
よく、~を食べると、~効果があって、何チャラ何チャラ・・・という文章を見ますが、その前に、必要十分な栄養素って何なんでしょうか?ということを知りたいと思っています。
そうしないと、~効果があって、といった情報というのは、その成分のいいところをアピールするための情報なので、基本的にはいいことしか書いていないわけです。でもその前に、そう、カタボリック>アナボリックな状態にならないために、どんな栄養素を摂るのが必要十分なのか。これを知りたいのですね。